召集令状
14-07-2005
2005年夏
人々は融けかかったアスファルトの上に
己が足跡を残しつつ歩いていた…
ひどく暑い
そこに届いた一通のSMS、それがこの物語の始まりである・・・・・・・・
東莞での仕事を終え正午発シンセン行きのバスの座席に深く腰を降ろした男はすぐに静かな眠りへと落ちた。
ちょうど乗り合わせた乗客も少なく、
心地よい空調のもと出発前からシンセン到着まで目を覚ますことは無かった。
心地よい空調のもと出発前からシンセン到着まで目を覚ますことは無かった。
羅湖に到着したのは13時過ぎ。
バスを降り燦燦とふりそそぐ太陽を目を細めながら恨めしそうに一瞥をやる。
バスを降り燦燦とふりそそぐ太陽を目を細めながら恨めしそうに一瞥をやる。
「何時だろう?」と携帯電話のスクリーンに目をやるとそこにはSMS着信の表示。
しかも2通である。
しかも2通である。
メッセージをオープンした男の目に飛び込んできたのは日本語で綴られたSMSであった。
○sukalです。シンセンですか?市内でしたらお仕事終わられましたらお食事でもどうですか?
○sukaly Yours!
男は一瞬たじろいだ。
大魔王様からの召集令状である。文末に「○sukaly Yours!」というネットで見慣れた署名があり本物であることは疑うべくも無い。
召集令状を受け取ってしまっては健康な日本男児、いかなる言い訳も許されないのである。
行かねばならぬ。
SMS表示画面からすぐさまダイヤル。
コール音が流れる時間がひたすら長く感じた。
噂の大魔王はどんな声なのだ?日本語は通じるのだろうか?
あんなこと書いたから怒られるのだろうか?
あんなこと書いたから怒られるのだろうか?
男の脳裏にはあらゆる光景が走馬灯のように巡り巡る。
つづく・・・・・・・
ってなわけでAsukalさんから翌日午後にはマニラ行きというお忙しい時期にも関わらずお誘いを頂きまして、シンセン某所で数時間にわたりお付き合いいただきました。
PDA談義から日中関係、そしてお互いの身の上話等等、初対面の私にも気さくに話しかけてくださるその人柄はネット上で見かける「大魔王」、「PDA日本語化の鬼」等の形容詞からは想像もつきません。選んだ場所がちょっとやかましい場所だったので大きめな声で話さないといけないのがちょっとアレでしたが楽しい時間を過ごすことができました。 ちょうどWM5のぬるずを入手されて間もないタイミングだったので苦労話やら聞かせて頂いて私にとっても良い発奮材料になりました。二台のHImalayaを縦横無尽に操る姿にはPDA小市民の私は圧倒されっぱなしでした。
Asukalさん、これからも宜しくお願いしますね!
いや、ひさしぶりの日本語、通じたでしょうか?
たのしかったですね。。また機会あればよろしくお願いします。
こんばん帰国?いたします。
PDAの話よりも他の話題の方が多かったような気もしますがそれはそれで楽しかったです。
こちらこそ今後とも宜しくお願いします。