中秋節快楽

農歴8月15日は中秋節(十五夜)。今年は9月10日がその日にあたります。

中秋節(十五夜)とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を愛でながら、収穫などに感謝をする行事です。元々大陸の風習だったものが平安時代に貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となったようです。

日本ではお月見に丸いお団子を供えますが、中華文化圏では毎年この時期が近づくと月餅を送ったり送られたりするのが習慣になっています。時期が来ると街に月餅を売る出店が増え始め、スーパーでも一番目立つ場所に月餅がドーンと陣取ります。各地に有名店が存在し毎年その店の月餅を買い求めるのを年に一度の大切な行事にしている人も少なくないようです。

中国某界隈では臨時従業員が月餅の販売ノルマを持たされて人の顔を見れば「月餅買って」を連発されて辟易した頃もありましが今はもうそんな光景も少なくなったのでしょうか?

農耕文化が深く根付いているベトナムでは毎月15日を特別の日として普段から大事にしているようで、「今日は15夜だから早く家に帰ってお供えする」というセリフをよく聞きます。その中でも8月15日はやはり特別なようです。ベトナム語でNgày trung thuとかなんとか言うようですが、中国と同様に月餅が飛び交います。親戚縁者から始まり会社の出入りの業者さん、銀行等々かなりの数の月餅が集まります。なので午後のおやつには毎日毎日月餅、月餅、また月餅(笑)もうお腹いっぱいです。

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