ラズパイをwifiルーター + Open VPNクライアントに

Win 11にKaliを導入してからこっち、これまでラズパイにSSH接続して行っていたLinuxのお勉強は専らWin11機で済ませるようになってしまった。なのでラズパイは何もせずにそこに置いてある。

置いておくだけではもったいないのでwifiルーター兼Open VPNクライアントとして使うことに。

今回はRaspAPを使います。

こいつをラズパイにインストールしてやるとあら不思議ラズパイがAPとして機能するようになります。
そのうえOpenVPNのクライアントとしても機能してくれるのでテレビ、スマホ、タブレットなどをこのAPに接続すれば日本とほぼ同じ環境で動画配信サービスを利用することができます。


「おまえ、既にトラベルルーターでそういう環境にしてるんじゃないのかよ!」という突っ込みはナシで(笑)

さて、RaspApの導入はとても簡単。
ラズパイのコマンドラインで以下を叩くだけ。

curl -sL https://install.raspap.com | bash

途中Ad BlockingとかOpenVPNをインストールするかどうか聞かれますのでYでどんどん進めちゃいましょう。
インストールが完了したらrebootするけどいいかと聞いてきますのでこれもYで。

再起動したら以下のような環境でAPが稼働しているはずです。

  • IP address: 10.3.141.1
  • Username: admin
  • Password: secret
  • DHCP range: 10.3.141.50 — 10.3.141.255
  • SSID: raspi-webgui
  • Password: ChangeMe

ブラウザでラズパイのIPアドレスにアクセスすると認証が求められますので上記のUsernameとPasswordでログインするとこんな画面が表示されます。どの設定画面もこれまでルーターを触ったことがあれば簡単に設定できます。日本語だし。

OpenVPNの設定画面はこんな感じです。簡単、簡単サクッと神戸の自宅OpenVPNサーバーに繋いでいきます。

スマホとノートを繋いでやると、接続されているデバイスのIPアドレスとMACアドレスが確認できます。
まだ稼働し始めたばかりなのでトラフィック量グラフは寂しいですが、これから表示されてくるはずです。

試しにノートからAmazon Prime Videoに繋いでみましたがちゃんとベトナムから視聴できています。
バンザーイ٩(๑´3`๑)۶

私は日本の自宅にVPNサーバーをたてていますが、こういうのもありますので手元にクライアントさえ確保できればほぼ同じことが出来ると思います。

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