Raspberry Piをオーバークロック

Linuxのお勉強にと思って始めたラズパイですが、Open VPN+Wifiアクセスポイントに、写真データをバックアップするためのPhotoprism Serverにと日々活躍してくれてます。

私が所有しているのはRaspberry Pi 4 B 8GBで、Broadcom BCM2711というCPUが搭載されています。

今回はこのCPUをオーバークロックして少しでも高速な動作をさせてみようという目論見です。

デフォルトの動作周波数はMax 1.5Ghzなのですが、それを2.0Ghzあたりまでオーバークロックしてみます。ほんの0.5Ghzの違いですが少しはパフォーマンス上がってくれるのでは??(笑)

オーバークロックするには /boot/config.txt を編集してやればOKです。
正式サイトにconfig.txtに関する詳細情報があるのでそちらを参考にしながらconfig.txtを編集します。

sudo nano /boot/config.txt

config.txtを開いたら下記の部分を編集

#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default.
#arm_freq=800
over_voltage=6
arm_freq=2000
gpu_freq=750
#force_turbo=1

config.txtの編集が終わればあとは再起動してやればOverclockされた状態で起動します。
上記の場合ですとクロック周波数2Ghzで動作します。もう少し高めに設定することもできますが2Ghzよりもあげると動作が非常に不安定になるので避けておいた方が良いと思います。
ちゃんと設定が反映されているかは下記のコマンドでチェックできます。

vcgencmd measure_clock arm

動作周波数を上げると発熱も増えるので簡単なヒートシンクを装着したり冷却ファンをつけた方が良いです。
何もしないでおくとオーバーヒートで落ちちゃうことが多いようです。

CPU周りの温度は以下のコマンドで確認できます。

vcgencmd measure_temp
temp=52.1'C

調子にのってVoltageやクロック周波数を上げすぎるとブートしなくなるので要注意です。

万が一ブートしなくなったら以下のいずれかの方法で対処してください

  • キーボードのShiftキーを押しながら再起動すればOverclockオプションをスキップして起動することができます。起動したらconfig.txtを元に戻して再起動。
  • ssh接続などでキーボードが物理的に接続されていない場合はOSの入ったSDカードやドライブを別のPC(Mac)に接続してからルートにあるconfig.txtを編集してブートしていたときの状態に編集しなおすか、バックアップしておいたconfig.txtに置き換えます。作業が終わったら再度ラズパイにセットしてやればブートするはずです。

この記事がお気に召しましたらシェア・いいねを!!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です